試験は、短答式と記述式の2つに分かれ、短答式では繊維製品の品質管理の業務に必要とされる基礎知識を、記述式ではその応用能力をためします。
科目数は短答式が3科目、記述式が2科目で計5科目で、試験時間は各科目60分です。各科目の出題の範囲の概要は次のとおりです。
事例の試験では、繊維製品の品質・性能に関する消費者苦情の発生を未然に防止するための製品企画および品質管理に関する応用能力の有無を問います。
評価は、苦情発生原因の究明、再発防止策など問題解決の的確性に主眼をおきます。
論文の試験は、社会および繊維産業の現状の理解のうえに、TESとして必要な識見を問うものです。
評価は論点の的確性、内容の深さおよび論旨の一貫性によります。
受験資格に制限はありませんので、どなたでも受験できます。
5科目のうち『繊維に関する一般知識』には試験免除の制度が設けられています。
免除審査で免除が認められますと、この科目だけ試験合格と同じ扱いになります。
『繊維に関する一般知識』の免除申請ができる方は、次の「資格免除」に該当する方です。
[注意] 1.申請が認められなかった方は、『繊維に関する一般知識』の試験を受験することが必要です。 2.免除の可否は審査によって決ります。申請することが免除されることではありません。 3.免除判定申請には、受験料の他に免除判定申請料6,600円がかかります。 4.すでに免除された方はあらためて免除判定申請する必要はありません。
2020年より「学歴免除」および「職歴免除」が廃止となりました。 なお、「資格免除」については、従来どおり継続します。
合格した科目は合格した次の年から数えて3年間有効です。
例えば、2019年度の試験で合格した科目は2022年度まで有効になります。
従って、1回の試験で、すべての試験科目を合格して資格をとることもできますが、4年間で段階的に5科目を取得し資格をとることもできます。
試験に合格し、繊維製品品質管理士として登録された方には『繊維製品品質管理士証』を交付します。
ビジネスの場で携行できるTES証カードについて
繊維製品品質管理士の登録有効期限は、登録された日から5年間です。
登録を更新するときは、有効期限の最後の1年間に協会の行う『登録更新試験』に合格することが必要です。